共に大阪NSC14期生で、中川家の3年後輩にあたる。もともとはお互いに別のコンビを組んでいた。岩尾は「ドレス」、後藤は「エレキグラム」。ちなみに岩尾の元相方は現在お笑いをやめ、漫画家として活動している。もともと仲の良い同期だった2人がお互いコンビを解散したことから、新しい相方として99年にコンビ結成に至った。しかし2人とも「コンビ組もか」と言い出せず、本人達いわく「付き合う前のカップルのような状態」だったらしい。
また、共にボケ出身で、当初岩尾がツッコミを担当しようと思っていたが、後藤が「こんな顔のヤツに"なんでやねん"と言われることが"なんでやねん"や」という考えから後藤がツッコミ担当に。その後、後藤が岩尾を「ブサイク」「ハゲ」「気持ち悪い」などと言ってネタにするパターンが定着。岩尾の飄々とした雰囲気や独特なルックス、シュールなボケに対し、後藤の分かりやすいツッコミが入ることで、全体として正統派漫才のスタイルになっている。
結成翌年にはABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞を受賞、そこから若手漫才師に与えられる数々の賞を総ナメにした。新人賞五冠を達成しているのはこれまでに彼らだけだという。
第1回M-1グランプリでは結成2年目にして決勝進出6位、2回目決勝では2位まで上り詰めた。2003年の第3回大会で本命視される中、ついに優勝を手にし、一気に全国へと活躍の場を広げた。
M-1優勝の翌年には上方漫才大賞を受賞しているが、結成5年目での大賞受賞は横山やすし・西川きよし以来の快挙である。その後2006年のM-1決勝大会に再びV2をかけて参戦したが、このときは2位に終わった。
まだまだ進化し続ける名実共に実力派の若手コンビだと言えるだろう。